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米国

キューバの米大使館閉鎖を検討

 【サンパウロ山本太一】キューバ駐在の米外交官らが相次いで健康被害を訴えている問題で、ティラーソン米国務長官は17日、首都ハバナの米大使館閉鎖を「検討している」と述べた。米メディアが伝えた。実際に閉鎖されれば、キューバとの関係悪化は必至だ。

     ティラーソン氏は米CBSテレビの番組で一部の米上院議員が提案した大使館の閉鎖をすべきか問われ、「検討している。特定の個人が苦しむ被害が出ており、非常に深刻な問題だ」と答えた。

     この問題では、昨秋以降、大使館勤務の外交官やその家族計21人が聴覚障害や耳鳴りなどを訴え、症状の重い数人は帰国。米政府は音波や電子的な武器による攻撃を受けたとみて実行者の特定を急いでいる。今年5月にはワシントン駐在のキューバ外交官2人を国外追放した。

     AP通信によると、ラウル・カストロ国家評議会議長は米大使館幹部にキューバ側の関与を否定したうえで、重大な懸念を表明したという。

     米国はオバマ前政権時代の2015年7月、キューバと国交を回復して大使館を再開した。トランプ大統領は今年6月、米国民の渡航制限強化やキューバ軍・情報機関の関連企業との取引規制などを発表したが、国交や大使館は維持している。

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