2020年度から小学校でプログラミングが必修化されるのを前に、小学生向けのプログラミング講座が8月29日、東京都稲城市でありました。稲城市や東京都多摩市に住む立教大学の卒業生でつくる「稲城・多摩立教会」が、IT(情報技術)コンサルティング会社のJSOL(東京都中央区)と共同で開きました。
講座には、稲城市と多摩市の小学2~6年生20人が参加しました。子どもたちは、文部科学省が提供するソフトを使い、JSOLの社員から、犬やボールのイラストを動かす簡単なプログラミングを学びました。その後、学んだことを生かして、イラストから効果音を出したり、自分で書いたイラストを動かしたりしました。
参加した稲城市立長峰小学校5年の徳永和航さん(10)は、「プログラミングは初めてだったが楽しかった。もっとできるようになりたい」と話しました。プログラミングで迷路を作り上げた稲城市立若葉台小学校6年の長崎旬さん(12)は「プログラミングで物を動かすのがおもしろい。家でも本を見ながら勉強している」と語りました。
稲城・多摩立教会は、地域社会に役立つ活動として、これまで年に1回、立教大教授の講演や落語講演会、音楽会などを開いてきました。JSOLは以前から小学生向けのプログラミング講座を開いており、同社社員が立教大卒業生だった縁で今回の講座が実現しました。【丸山仁見】