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メキシコ地震

崩壊小学校、懸命の捜索 死者245人に

地震で崩壊したエンリケ・リブサーメン小学校で行方不明の児童らを捜索する救助隊員ら=メキシコ市で21日、ロイター

 【メキシコ市・山本太一】メキシコ中部で19日(日本時間20日未明)に起きたマグニチュード(M)7.1の地震で、校舎が崩壊して児童ら20人以上が死亡したメキシコ市のエンリケ・リブサーメン小学校の現場では21日、被災者の生存率が大幅に下がるとされる発生から72時間を前に懸命の捜索活動が続いた。時折、雨が降って気温が下がり、生存者の体調悪化が懸念されている。

     AP通信によると、地元当局は20日、この地震による死者数は少なくとも245人と明らかにした。

     同小の崩落現場では、4階建て校舎を囲むフェンスの大半が道路側に倒れ、シートで覆われていた。警察官や消防隊員、ボランティアら数百人がショベルカーなどを使いながらがれきの除去を進めており、地元当局によると、21日朝には、少女1人が救出されたという。他に児童3人と大人1人の生存が確認されたが、大量のがれきに阻まれて救助が難航しているという。

     救助ボランティアの教諭、エンリケ・エルナンデスさん(47)は「困っている人を助けるのは当然のこと」と話し、がれきの除去や運搬に携わっていた。また、メキシコ市などで1万人以上が死亡した1985年の大地震を引き合いに、「32年前と比べ、私たちは救助の面でも用意ができている。絶対に助けたい」と語った。

     20日から食料や水の配給ボランティアをしている19歳の大学生も「どうにか生きたまま助かってほしい」と祈りを込めた。

     救助当局によると、メキシコ市での死者は100人以上に上り、南隣のモレロス州で約70人の死亡が確認された。メキシコ市南東の震源地・プエブラ州では40人以上が死亡。国内の負傷者は2000人以上に上るという。

     ペニャニエト大統領は20日、犠牲者追悼のため、国全体で3日間の服喪を宣言。国際社会の支援も本格化しており、大統領はラテンアメリカ諸国に加え、日本や米国、イスラエル、スペインなどから援助の申し出を受けたことを明らかにした。総務省消防庁によると、全国の消防隊員や医療関係者ら計約70人が21日午後、現地に向けて出発した。

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