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メキシコ地震

市民がボランティアに 精神的サポートも

被災者に笑顔でハンバーガーを渡すコウセピシオン・サンチェスさん(右)=メキシコ市で2017年9月24日、山本太一撮影

85年のメキシコ大地震での経験を踏まえて…

 【メキシコ市・山本太一】メキシコ中部で19日に起きたマグニチュード(M)7.1の地震の被災地では、多くの市民がボランティアに参加している。1万人以上が死亡した1985年のメキシコ大地震での経験を踏まえ、メキシコ市では飲食や物品の配給だけでなく、行方不明者の家族を精神的に支えるサービスを提供していた。

     メキシコ市では今回の地震で約190人が犠牲になった。市中心部のローマ地区では、壁や窓が壊れ、規制線が張られた飲食店ビルやマンションが目立つ。ロザリア・ラミレスさん(44)は地震発生から数時間後、自宅近くの交差点にテントを設け飲料水の配布を開始。今は、市民から寄付された材料でハンバーガーやサンドイッチなどを調理し、約20人の有志が24時間態勢で被災者やボランティアらに提供している。

     コウセピシオン・サンチェスさん(71)は、地区で大きな被害が出た85年の大地震時にも食事提供ボランティアに参加。「あの時から、この地区では助け合いの精神が息づいている。今回は桁が違う量の物資が提供され、参加ボランティアも格段に多い」と支援の輪の広がりを感じているという。交差点には衣服や医薬品、布団などを無償提供するテントもある。

     一方、地区内の約40人が行方不明のままのオフィスビル前には、地震翌日から心理士の有志6人が行方不明者家族のためにテントを設置して待機している。家族が雨風をしのいだり、自分たちが話し相手となったりして少しでも心を落ち着けてもらうのが狙いだ。

     リーダーのマリアナ・カスティージャさん(39)によると、政府から捜索状況に関する情報提供はほとんどなく、家族は精神的に追い詰められている。カスティージャさんは「家族がここを離れるまで寄り添っていくつもりです」と話した。

     ロイター通信によると、26日現在の死者数は331人に達した。(共同)

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