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カナダ

最古の生命の痕跡か 39.5億年前岩石に炭素

東京大などの研究チームが「ネイチャー」に発表

 カナダ北東部で採取した39億5000万年前の岩石から生命の痕跡とみられる炭素を発見したと、東京大などの研究チームが28日付の英科学誌「ネイチャー」に発表した。従来の最古記録は38億年前のものとされる。地球の生命誕生の過程を解き明かす手がかりになる可能性がある。

     小宮剛・東大准教授(地質学)らは2011~13年、カナダ北東部ラブラドル地方を調査し、沿岸域で156個の堆積岩(たいせきがん)を採取した。これらの年代を測定した結果、39億5000万年前にできたことが分かった。

     さらに、岩から検出された炭素の結晶を分析したところ、自然界に存在する3種類の炭素のうち、生命活動の証拠と考えられる軽い炭素の比率が高いことが判明。結晶ができる温度と、岩が変成した温度がほぼ一致すると考えられたことから、結晶は後の時代に混入したものではないと結論づけたという。

     ただし、結晶の含有量が少なく、炭素原子の並び方が不鮮明なことから、より新しい年代に混入した可能性を疑う専門家もいる。

     生命の痕跡はこれまで、グリーンランド西部イスア地方の38億年前の岩石から見つかったものが最古とされてきた。約40億年前の地球は大気中にも海中にも酸素が乏しかったと考えられる。小宮准教授は「有機物からメタンを合成したり、鉄分を酸化したりしてエネルギーを得る微生物が生息していた可能性がある」と話している。【阿部周一】

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