メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

論の周辺

思想史のさまざまな読み方

 日本政治思想史研究者の苅部直・東大教授が著書『日本思想史への道案内』(NTT出版)を刊行した。書名は入門書のようなものを思わせるが、歯ごたえのある内容だ。

 まず、日本思想史という学問が、その性質上、いやおうなく政治と結び付かざるを得なかった歴史が明らかにされている。どういうことかというと、大学のアカデミズムにおいて「近代における学問としての日本思想史研究の出発点」は、「国民道徳論の講義や著作」にあった。

 東京帝国大哲学科教授だった井上哲次郎の『国民道徳概論』(1912年)が例に挙げられているが、明治の…

この記事は有料記事です。

残り1218文字(全文1472文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 定員割れ神戸・楠高 重度脳性まひ男性が2年連続不合格
  2. 他人のカードで1億円引き出し 池袋署が窃盗容疑で女逮捕
  3. 東海大が大野さんとともに卒業式 熊本地震でのアパート倒壊で犠牲に
  4. 「麻生氏に八木山峠は越えさせない」 福岡知事選、気勢上げる自民造反組
  5. 沼田 現金4251万円持ち主名乗り続々 お宝騒動再び

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです