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iPS細胞

レイ・チェンさん研究支援へ演奏会 来年1月

2012年のノーベル賞授賞式に合わせて開かれたコンサートで出会った山中伸弥京都大教授(左)とバイオリニストのレイ・チェンさん=レイ・チェンさん提供

山中教授と意気投合 チケット代を全額基金に

 iPS細胞研究を支援するための初のチャリティーコンサートが来年1月、東京都内で開かれる。iPS細胞の生みの親の山中伸弥・京都大教授(55)がノーベル賞を受賞した2012年、授賞式に合わせてストックホルムで開かれたコンサートで演奏した世界的なバイオリニスト、レイ・チェンさん(28)の協力を得て、実現することになった。チェンさんは「多くの人にこの研究の重要性に気付いてもらう機会にしたい」と語る。

     台湾生まれのチェンさんは、09年にエリザベート王妃国際コンクールで最年少優勝を果たすなど、世界が注目する若手演奏家の一人。ノーベル賞のコンサートは毎年12月、受賞者らを招いて開かれる。12年のコンサートで、最年少ソリストとして舞台に上がったチェンさんは初めて山中さんの研究を知り、「普通の細胞から幹細胞が作られる研究は興味深く、彼の研究が進めば多くの人が助けられるだろう」と関心を持ったという。

     演奏を聴いた山中さんもチェンさんの音色に魅せられ、2人は意気投合。日本で開かれるチェンさんのコンサートに山中さんが足を運び、交流を深めてきた。

     iPS細胞研究には多額の研究費が投入されているが、多くは期限付きだという。このため京都大iPS細胞研究所は安定した研究環境整備のために「iPS細胞研究基金」を運営している。チャリティーコンサートは同研究所が日本音楽財団とともに初めて企画、チケット代は全額が基金へ寄付される。

     「山中先生は兄のような存在。生まれた世代も国も違うが、目標を追究する思いは同じ。『研究の発展に役立つのであれば、ぜひ協力したい』と申し出た」とチェンさん。山中さんは「チェンさんは大変な才能を持ち、大変な努力家。協力に感謝している。多くの人に聴いてほしい」と話している。

     コンサートは来年1月31日午後6時から、紀尾井ホール(東京都千代田区紀尾井町)で開かれる。全席指定1万円。問い合わせは同ホールチケットセンター(03・3237・0061)へ。【永山悦子】

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