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近畿地方の物流拠点「関西ゲートウェイ」を開所

スキャナーで伝票を読み取った荷物を自動で仕分けする施設=大阪府茨木市松下町で2017年10月5日午後0時21分、久野洋撮影

 ヤマトホールディングスは5日、大阪府茨木市に物流拠点「関西ゲートウェイ」を開所した。ネット通販の拡大などで荷物が増える中、近畿地方の荷物を一括して集めて効率的に輸送する。本格稼働は11月の予定。

     関西ゲートウェイは、地上6階建てで延べ床面積は約9万平方メートルの巨大施設。パナソニックのテレビ工場の跡地・約6万4000平方メートルの敷地に立つ。スキャナーで荷物の伝票を読み取り、ベルトコンベヤーで目的地別に自動仕分けする。冷蔵・冷凍エリアには、パナソニックが開発した無人搬送機を試験的に導入。自律走行し、人に変わって重さ600キロの冷蔵ボックスを動かすなど、最新鋭の設備で省力化を進めた。

     ヤマトは従来、日中に受け付けた荷物を各都道府県内の物流基地に集めて仕分けし、深夜に各基地間を長距離輸送していた。しかし、荷物の急増と運転手不足を受け、輸送量が多い関東・中部・関西での効率化に着手。既に神奈川県厚木市と愛知県豊田市に同様のゲートウェイを整備しており、関西での稼働で3極体制が整う。各ゲートウェイ間に国内最大の全長25メートルの大型連結トレーラーを走らせて大量輸送に対応するほか、日中の輸送も行い、運転手の深夜勤務の軽減を図る。

     パナソニック前身の松下電器産業が1958年に操業を始めたテレビ事業発祥の地だが、事業の縮小に伴い2014年に約12万平方メートルを大和ハウス工業に売却。同社が物流基地を整備し、ヤマトが借り受けた。5日の開所式典で、パナソニックの津賀一宏社長は「搬送機をはじめ多くの機器を活用いただいた。この土地で弊社の技術がお役に立てるなら、バトンを渡したかいがある」とあいさつ。ヤマトの山内雅喜社長は「モノづくりの聖地で重要な拠点をスタートできることを誇りに思う」と話した。【久野洋】

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