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さあこれからだ

/145 「負けない」被災者たち=鎌田實

土砂被害を受けた福岡県朝倉市杷木寒水地区の民家=鎌田實さん提供

 「砂をかいても、かいても、何も出てきません」

 伊藤志緒里さん(22)は、深いため息をついた。3カ月前までは当たり前に暮らしていた家の中に、土砂が2メートル近く堆積(たいせき)している。せめて自分のCDや思い出の品を掘り出そうとしたが、分厚い砂に阻まれてどうにもならない。

 九州北部豪雨から3カ月がたった。死者37人、行方不明者4人を出した豪雨被害の爪痕は、今も生々しく残っている。なかでも、志緒里さんの家がある福岡県朝倉市杷木(はき)寒水(そうず)地区は、筑後川の沿岸にあり、被害が大きかった。

 ぼくも家の中に入らせてもらったが、山側の窓から土砂が押し寄せたようで、土砂と天井の間には、中腰にな…

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