メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

長部日出雄の映画と私の昭和

「仁義なき戦い」(日本・1973年)

深作プラス文太の破壊力

 昭和48(1973)年に正月映画第2弾として封切られた「仁義なき戦い」ほど、新鮮きわまりない衝撃で見る者の感性を震撼(しんかん)させたやくざ映画はない。それは従来の東映任侠(にんきょう)劇の様式美を根底からくつがえす画期的な作品であった。

 轟音(ごうおん)と共に原爆投下のキノコ雲が空高く立ち上る場面に始まり、わが国各地の焼け跡や街頭の光景を示す白黒のニュース映像に続いて、本当に当時のものと見える闇市の画面に色彩が付されて劇中の世界となり、「昭和21年」「広島県呉市」と字幕で告げられる。

 次々に登場する極道の各組の幹部に扮(ふん)し、対立する相手を威嚇したり脅迫したりする主演級や実力派…

この記事は有料記事です。

残り1499文字(全文1806文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 杉並のアパートで女性刺傷 搬送後に死亡、男が逃走か
  2. いじめを半年以上放置 広島・呉の中3下着脱がされ精神疾患
  3. 「亡き友よ 次は甲子園の優勝メダル届けるよ」筑陽学園・西舘投手
  4. ORICON NEWS がん手術の堀ちえみ、無事退院を報告し感謝 今後は経過観察で定期的に通院
  5. 特集ワイド チケット「転売ヤー」 業界困惑 ネット普及で買い占め容易に

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです