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EU

トルコへの支援金削減 欧州委に検討求める

 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)は20日に閉幕した首脳会議で、加盟候補国としてトルコに拠出する支援金について、削減を含めた検討を進めるよう欧州委員会に求めた。トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)が会議後の記者会見で明らかにした。昨夏のクーデター未遂から悪化するトルコ欧州間の関係は改善の見通しがたたない。

     EUは加盟候補国に財政支援を行い、トルコには2014~20年に44億ユーロ(約5850億円)の拠出を約束している。メルケル独首相は19日夜、ドイツ人記者の拘束など強権化を進めるエルドアン政権の人権状況を「容認できない」と述べ、支援金を削減すべきだとの考えを示した。

     メルケル氏は独総選挙前の9月上旬、今回の首脳会議でトルコのEU加盟交渉の「打ち切りを含めて」加盟国と協議する意向を示していたが、交渉中止は多くの加盟国が支持していないとして矛をおさめた。05年に始まったトルコのEU加盟交渉は事実上凍結されているが、シリア難民の水際対策でトルコに依存するEUは交渉を一方的に打ち切ることができないのが実情だ。

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