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ナビゲート2017

誤読すれすれの深読み=粥川準二(科学ライター)

 筆者は科学ライターということになっているが、今年のノーベル賞で最も盛り上がったのは、医学生理学賞でも化学賞でもなく、文学賞だ。

 受賞が決まったカズオ・イシグロの代表作『わたしを離さないで』は、映画やドラマでもよく知られている通り、臓器摘出されて人生を終えることを運命づけられた若者たちの青春を描いたディストピア(反理想郷)SFである。筆者は講義などで、クローンや幹細胞、臓器移植など生命工学がもたらす問題について話すとき、この作品に言及することがある。

 しかし、本作品をそうした生命倫理的な問題を提起したものと理解するのは一面的かもしれない。

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