メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

稲垣久子さん(仮名)は、診察の記録を克明に残している。「闘っている証しです」

 「がんの告知」は人生の一大事だ。さらに「再発・転移」の告知となれば、患者に与える衝撃は計り知れない。いったん再発・転移した「ステージ4」のがんは、完治が難しいとされ、「死」を意識せざるをえないからだ。ゴールが見えない治療と同時に、揺れる気持ちとつきあう日々が続く。

 ●一人だと暗闇に

 埼玉県の主婦、田口直美さん(63、仮名)は昨年4月、肺がんの告知を受けた。リンパ節と脳に転移があり、すでに「ステージ4」。聞いた途端に冷や汗が出て、貧血を起こした。

 「もう何年も生きられない」。その瞬間から苦悩の日々が始まった。スーパーに行けば、他の客が皆、幸せそ…

この記事は有料記事です。

残り2134文字(全文2409文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 杉並のアパートで女性刺傷 搬送後に死亡、男が逃走か
  2. いじめを半年以上放置 広島・呉の中3下着脱がされ精神疾患
  3. 「亡き友よ 次は甲子園の優勝メダル届けるよ」筑陽学園・西舘投手
  4. ORICON NEWS がん手術の堀ちえみ、無事退院を報告し感謝 今後は経過観察で定期的に通院
  5. 特集ワイド チケット「転売ヤー」 業界困惑 ネット普及で買い占め容易に

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです