メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

カットバック

/242=今野敏 河野治彦・画

第三十一節(2)

「いつ頃到着されますか?」

 長門室長が尋ねると、鹿ノ子チーフがこたえた。

「あと十分ほどで到着します」

 楠木は撮影続行に賭けたが、実は中止になってほしいと思っていた。そうすれば、FC室の任務から解放され、楽な内勤に戻れる。

 撮影続行に賭けたのは、室長に付き合っておこうという気があったからだが、そうなったときのショックを、賭けに勝つことで多少なりとも紛らわそうという計算もあった。

 鹿ノ子チーフの言葉どおり、監督は十分ほどでやってきた。驚いたことに、伊達弘樹がいっしょだった。

この記事は有料記事です。

残り497文字(全文742文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 入れ墨 「医療行為に当たらず」 彫り師に逆転無罪
  2. 入れ墨逆転無罪 若者に流行 識者「時代に即した判断」
  3. キスマイ宮田俊哉 風間俊介の兄役で「やすらぎの刻~道」出演 短髪姿にメンバーは「アリだね!」
  4. 平井科技相 宛名のない領収書61枚 選挙費の5割
  5. 中央防災会議 南海トラフ前兆 M8級「半割れ」で要避難

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです