メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ルターの光と影

宗教改革500年/上 大衆向けに聖書翻訳 読み書き普及、世界動かす

 1517年10月31日、もしドイツの神学者マルティン・ルターが「95カ条の論題」と呼ばれる宗教問答を公表しなければ、今もほとんどの子供が小学校に通うことなく、私たちは豊かさとは無縁だったかもしれない。

 「真に悔い改めたキリスト教徒は、免罪符がなくても完全な許しを得ている」。ルターが独東部ウィッテンベルク城教会の扉に張り出したと伝えられる論題は、ローマ法王の座所となるバチカンのサンピエトロ大聖堂建設などのため、ローマ教会が独各地で罪の許しを与える「免罪符」を販売し、莫大(ばくだい)な利益を得ていることを批判したもの。当時、法王に逆らうことは死を意味していた。

 ベルリンから高速鉄道で40分。ウィッテンベルクは当時一帯を支配したザクセン選帝侯フリードリッヒ3世…

この記事は有料記事です。

残り937文字(全文1269文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 阿波踊り どうして対立印象づける悪循環に陥ったのか
  2. 2歳児保護 ぬかるみの道 薄暗い沢 尾畠さんが案内
  3. 夏の高校野球 浦和学院、二松学舎との関東対決制し8強
  4. ジャカルタ・アジア大会 お粗末、抽選入れ忘れ サッカー開始前倒し
  5. 夏の高校野球 済美14年ぶり8強 高知商の強打封じる

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです