メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

余録

「ツェッペリンだ」。楕円形のボールを指さして…

 「ツェッペリンだ」。楕円(だえん)形のボールを指さしてドイツの飛行船になぞらえる人がいた。「ただの取っ組み合いだ」と眉をひそめる人もいた。日本に伝わって20年もたたないラグビーは庶民の目に奇異に映ったようだ▲1918年1月、今の全国高校ラグビー大会の前身となる日本フットボール優勝大会が創設された。出場はわずか4校で、それでは寂しいとサッカー大会も同時に開催した。来年、高校ラグビーは100年を迎える▲大会が歴史を刻み、51校が出場するようになった現在、直面しているのが部員の減少だ。予選参加校はこの20年で3分の2に減り、800校を切った。一方で部員不足の複数校でつくる合同チームは90を数える。あるベテラン監督は少子化の影響だけではないと指摘する▲激しくぶつかるイメージからけがが危惧され、体格が良くないとダメだと敬遠されるからだ。しかし、15のポジションはそれぞれ適性が異なる。大柄でも小柄でも役割があるのがラグビーの特長だ。そうした魅力を知らせる努力が必要という▲子供たちが通うラグビースクールの人気は衰えていない。昨年のリオ五輪から7人制ラグビーが正式種目になり、2年後には日本でワールドカップ(W杯)が開かれる。注目度は確実に高まり、高校ラグビーへの期待は大きい▲東大阪市花園ラグビー場で年末から始まる第97回大会の予選が今、各地でたけなわだ。ラグビーの新たな歴史を担う子供たちが心躍らせるようなプレーを繰り広げてほしい。

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 夜景都市 新三大夜景、神戸が4位に、北九州市に抜かれる
    2. 慰安婦財団解散 日本政府、強く反発も…漂う“韓国疲れ”
    3. 寡婦控除 未婚に所得制限、事実婚は対象外 与党調整
    4. 全国8都市 「名古屋が行きたくない街」再びトップのなぜ
    5. 京都市バス 運転手、転倒の客救護せず「毎回こけますね」

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです