日本の皇室と英国王室の違いの一つに私的財産がある。例えば、エリザベス2世女王は多くの個人資産や不動産を所有している。それをどう使うかは彼女の自由だし、運用によって得た所得や利益から多額の税金を毎年納めている。
先日、タックスヘイブン(租税回避地)に女王も投資をしていると報道された。が、それは彼女の個人資産で、違法ではない。英国の一部では女王がそういう投資をするのはどうかという声が上がっているが、女王の投資を任されている人が気を配るべきことだ。また、女王は本来、納税義務のない立場にあるが、1993年から自主的に税金を納めていることも忘れてはならないだろう。
そんな女王が過去30年間に競馬で約670万5000ポンド(約10億円)の賞金を得ていると、別の日に…
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