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とっとりの美

県立博物館から 伊谷賢蔵と尾崎悌之助 京都と鳥取で個性的洋画 /鳥取

 深みのある朱色の民族衣装に身を包んだインディオの女性たち。彼女たちが座る道端の物陰に対して、足元の陽の当たる乾いた地面は明るく表現され、明暗対比が美しく描かれています。

 これはインカ帝国が栄えた地としても有名なペルー南部の町・クスコに取材した作品です。1962(昭和37)年、伊谷賢蔵は約半年間にわたり中南米とヨーロッパを旅しました。旅の思い出は伊谷の心の中で温められ深められ、本作を含む数点の優品は帰国後しばらく年数がたってから描かれました。

 さて、今年度の鳥取県立博物館美術常設展示室では、当館のコレクションを構成する主要な作家の中から、何…

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