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トランプ米大統領

初訪中 通商問題が焦点 9日共同会見

 【北京・河津啓介、ソウル高本耕太】トランプ米大統領は8日午後、就任後初めて中国を訪問した。北京で習近平国家主席と面会し米中首脳外交がスタート。両首脳は9日に正式に会談し、共同記者会見に臨む。ロイター通信によると、米中の企業が早速8日、北京で90億ドル(約1兆円)規模の商取引に調印。中国側がトランプ氏に「成果」を提供して協調ムードを演出した形だ。

     トランプ氏は核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への影響力行使や貿易赤字の是正を迫るとみられる。10月の中国共産党大会後に2期目に入った習氏は協調が相互の利益と説き、米中関係の長期的な安定の重要性を確認したい考えだ。

     トランプ氏は北京の空港に到着後、明、清代の皇帝が暮らした紫禁城(故宮博物院)で習氏の出迎えを受け、双方の夫人とともに貸し切り状態で見学。夜も城内で非公式の夕食会に招かれる破格の待遇を受けた。米CNNテレビによると、米大統領が紫禁城で夕食会に招かれるのは1949年の新中国建国以来初めて。

     トランプ氏は訪中前に日韓両首脳と北朝鮮に対する「最大限の圧力」の必要性で一致。会談で習氏に石油禁輸などの具体的な行動を求めるとみられる。一方で中国は「対話による解決」を主張しつつ、米国に配慮して国連安全保障理事会の決議に基づく制裁強化にも動いてきた。中国には北朝鮮が暴発して国内に混乱が波及する懸念が強く、米国との温度差は小さくない。

     通商問題では昨年の米国の対中貿易赤字は3470億ドル(約39兆円)に上り、トランプ氏は今月1日の閣議で「ひどい数字」と批判。米企業に対する知的財産権の侵害や中国市場への参入障壁も問題視している。

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