メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

暴追自宅銃撃

工藤会幹部ら数人逮捕へ 福岡県警

 北九州市小倉南区南方で2010年、小倉南区自治総連合会会長の男性(故人、当時75歳)方が銃撃された事件で、福岡県警は近く、特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)幹部の男(54)ら数人を殺人未遂と銃刀法違反の容疑で逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。自治総連合会は事件当時、工藤会の新事務所開設に反対して暴力団追放運動を進めており、県警は工藤会が運動を妨害するための威嚇行為として銃撃したとみて事件の全容解明を目指す。

 捜査関係者によると、工藤会幹部の男らは10年3月15日午後11時20分ごろ、男性方に発砲し男性らを殺害しようとした疑いが持たれている。男性方の玄関と勝手口の計6カ所に弾痕が確認され銃弾3個が見つかった。男性と妻は1階で就寝中でけがはなかったが、県警は銃弾が複数発射されて死亡する危険性が高かったことなどから殺人未遂容疑が適用できると判断した。

 男性方から約7キロ離れた小倉南区上貫では事件前の10年3月上旬に工藤会が新事務所を開設したが、近くに幼稚園や小学校があるため住民の不安が高まった。同年4月施行の県暴力団排除条例は学校や幼稚園から半径200メートル以内に暴力団事務所を新設することを禁じており、工藤会が条例施行前に駆け込みで開設した可能性が指摘されていた。

 自治総連合会は、新事務所開設を受けて県警や北九州市と退去を求める「暴力団追放総決起大会」開催を決定。事件3日前には、自治総連合会関係者や周辺住民ら約500人が新事務所前で暴力団追放パレードをし、組関係者と県警の捜査員がにらみ合う場面もあった。県警は工藤会が暴力を背景にこうした暴追運動を妨害しようと組織的に事件を起こしたとみて調べる。

 住民らが新事務所撤去を求める暴追運動は発砲事件後も続けられ、工藤会は11年2月に市内の医療法人に土地と建物を売却して新事務所から退去している。

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 外国人技能実習 来日費用100万円、足かせ 滞る返済
  2. 福岡・小6いじめ入院 長期不登校「重大事態」 有識者委、調査始める /福岡
  3. NHK 特番で安室さん「デビューあれば絶対引退が来る」
  4. そこが聞きたい 慰安婦問題 日韓合意1年 元アジア女性基金専務理事・和田春樹氏
  5. 自民・竹下氏 同性パートナー出席に反対 宮中晩さん会

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]