メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

炎のなかへ

/8 アンディ・タケシの東京大空襲 石田衣良 望月ミネタロウ・画

三月七日(4)

 そこでタケシと登美子は戦闘機や軍艦に乗せる通信機用の真空管をつくっていた。といっても自分たちでは製造は無理なので、傷やヒビがないか、ピンの位置にずれはないか検査するのが仕事だった。毎日数千本のガラス製の真空管を目視で検査するのだ。

「また今日もサツマイモばかりかあ。お米がぜんぜん見えないな」

 がっかりした様子でそういうのは登美子である。タケシには同じ年のいとこの素直さ、大胆さがまぶしかった…

この記事は有料記事です。

残り732文字(全文935文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 卓球 福原愛が現役引退を表明 自身のブログで
  2. サウジ記者死亡 したたかトルコ、サウジ「隠蔽」突き崩す
  3. プリンセス駅伝 ワコールが1位 三井住友海上は途中棄権
  4. 福原愛 台湾で結婚披露宴 「試合より緊張する」
  5. 訃報 ノーベル化学賞受賞、下村脩さん90歳 長崎市内で

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです