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昭和史のかたち

改憲論議の前提=保阪正康

手前は陸軍様式正装で白馬に乗る昭和天皇。左は宮城前広場(後の皇居前広場)で開かれた東京都議会主催「日本国憲法公布記念祝賀都民大会」の様子。奥は明治4(1871)年ごろの江戸城上梅林門付近 コラージュ・日比野英志

江戸の平和主義や先達の努力

 国会議員の3分の2以上は、憲法改正の方向に傾いているそうだ。もっとも、改憲に賛成といっても、9条改正反対派まで含んでいるというから、護憲・改憲の対立という単純な図式は成り立たないのかもしれない。

 安倍晋三首相は改憲そのものをしきりに口にするのだが、どのような方向にどう変えるかについては明確ではない。9条に3項を足すとか、国防軍にするとか、とにかく体系そのものを自らの言葉で語っていない。こうした首相の下で進む改憲論議は、地に足のついていない空理空論に走りがちに見える。

 ところで改憲論議を進める前に、日本社会は考えておかなければならない3点があると、あえて私は強調して…

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