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SUNDAY LIBRARY

池内 紀・評『天皇家のお葬式』大角修・著

残される者たちへの思いが「おことば」の中に滲(にじ)んでいる

◆『天皇家のお葬式』大角修・著(講談社現代新書/税別840円)

 昨年八月、天皇陛下はビデオメッセージのかたちで生前退位を望む旨の「おことば」を述べられた。これを受けて急拠(きゅうきょ)、生前退位を可能にする皇室典範特例法が成立した。

 このことはよく知られているが、天皇が「おことば」のなかで、自身の葬儀についても語られていたことは、ほとんどの人が知らないだろう。旧来のしきたりでは重い行事が2カ月にわたって続き、そのあとも関連する行事がまる一年間続く。関係者、とりわけ残される家族は「非常に厳しい状況下」に置かれる。こうした事態を避けることはできないものか。

 大正天皇、昭和天皇とも土葬だったが、宮内庁の発表によると、「御喪儀のあり方」にも「天皇皇后両陛下の…

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