国軍、穏便な退陣模索 大統領処遇、不信任決議動きも
【ヨハネスブルク小泉大士】アフリカ南部ジンバブエで起きた政変で、国軍は自宅軟禁状態に置いたムガベ大統領を穏便な形で退陣に導こうと腐心している。国軍は権限移譲の時期や手段についてムガベ氏と協議しているが、ムガベ氏は即時退陣を拒絶しており、政変の早期決着は不透明な情勢だ。
国営放送が17日朝のニュースで伝えた軍声明は、ムガベ氏との協議が続いており「重要な進展があった。結果をなるべく早く国民に伝える」としている。
事実上のクーデターを指揮するチウェンガ司令官らは16日、ムガベ氏と大統領府で会談。政府系メディアの…
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