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京都・読書之森

「悪魔祓い」の戦後史 /京都

 <活字を楽しむ>

 (稲垣武・著、文藝春秋、629円(税抜き))

 第二次世界大戦末期、旧ソ連は中立条約を一方的に破棄し日本に宣戦。捕虜や民間の日本国民(コリアン含む)60万人以上がソ連領内に抑留され、過酷な強制労働を強いられた。抑留者の引き揚げ港があった舞鶴市の「舞鶴引揚記念館」は当時の資料約1万6000点を収蔵。抑留体験者と戦後世代市民による保存・語り継ぎ活動は世界的に高い評価を受け、抑留関連資料は「世界の記憶(世界記憶遺産)」に登録された。

 本書の第2章「『シベリア抑留』擁護論の系譜」は、こうした活動の対極にある、当時の日本の知識人・政治…

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