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危機の教訓

山一破綻20年/中 世界の金融政策、注視を 元日銀理事・増渕稔氏

=岡大介撮影

 --金融機関が相次いで破綻した1997年11月をどう振り返りますか。

 ◆金融危機が頂点に達した月だ。当時は日銀信用機構局(現・金融機構局)長として、北海道銀行との合併話が破談した北海道拓殖銀行が早晩行き詰まると覚悟して、準備をしていた。14日に拓銀が支援を求めてきたので、水面下で日銀特融(危機の銀行に融資する制度)などに動き始めた。その日の夕方、山一証券のトップが日銀に「飛ばしがあり、どうにもならない」と報告に来た。何というタイミングだと思った。

 --証券会社は特融の対象外でしたが、あえて山一に適用しました。

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