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ジンバブエ

ムナンガグワ新大統領就任 ムガベ氏は式欠席

 【ハラレ小泉大士】アフリカ南部ジンバブエのムガベ前大統領(93)が辞任したことを受け、ムナンガグワ新大統領(75)が24日、就任した。37年にわたる独裁政権崩壊の混乱を収束し、破綻状態にある経済の立て直しに取り組むことが喫緊の課題。新生ジンバブエで、民主化がどこまで進むかにも注目が集まる。

     ムナンガグワ氏は辞任したムガベ氏に代わって、来年夏ごろに予定されている次期大統領選までの任期を務める。与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)は既に、次期大統領選でムナンガグワ氏を公認候補とすることを決めている。

     就任式はこの日、首都ハラレ市内にある国立競技場で開かれた。ムナンガグワ氏は集まった数万人の聴衆を前に演説し、「建国の父である同志のムガベ氏に敬意を表したい。彼が計り知れないほど建国に貢献したことを認めようではないか」と呼びかけた。一方、ムガベ政権時代に「作為または不作為のいくつかの誤りがあった」とも述べた。また、経済再建や汚職撲滅、貧困対策に力を入れることも表明した。

     国営放送は就任式にムガベ氏が出席する予定と伝えていたが、「高齢で休息が必要」との理由で欠席した。英BBCは欠席について「ムガベ氏が追放されたことをはっきりと認識させる出来事だ」と指摘した。

     地元紙ヘラルド(電子版)によると、ムナンガグワ氏は23日、ムガベ氏と会談し、ムガベ氏と妻グレース氏(52)ら家族の身の安全や、私財を守ることを約束した。ロイター通信によると、訴追免除も認められ、ムガベ氏は「亡命せず国内で生涯を終えることを望んだ」という。

     新政権の体制を巡っては、クーデター色を薄めるため、「挙国一致内閣」の樹立が取りざたされている。最大野党「民主変革運動」幹部のグトゥ氏は毎日新聞の取材に、「条件次第」では、来週にも発足する暫定政権に参加する用意があると語り、政変のさなかに国軍や与党と連絡を取り合っていたことも明らかにした。与党と暫定政権交渉に応じる条件として「治安機関の改革」などを挙げた。

     ただ、ムナンガグワ氏は自らも不正蓄財や圧政に深く関わったと言われる。ムガベ氏が劣勢だった2008年の大統領選では、野党支持者に対して徹底的な弾圧を加えるよう指示した疑いがある。

     グトゥ氏はムナンガグワ氏がムガベ氏の「右腕」だったと指摘し、「北朝鮮の金王朝のように、ムガベ氏が去っても『ムガベイズム』は継承される可能性がある」と警戒感を示した。

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