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エジプトテロ

アルカイダ系2組織、モスク襲撃を非難

 エジプト北東部シナイ半島でイスラム教スンニ派のモスク(礼拝所)が襲撃されたテロを巡り、国際テロ組織アルカイダ系の過激派「イスラムの兵士」など2組織が26日までに声明を相次ぎ発表し、礼拝施設での殺りくは「重大な罪」だと強く非難した。テロへの関与が疑われる過激派「イスラム国」(IS)系の組織と距離を置き、国民の批判をかわす狙いとみられる。

     テロでは、イスラム教の神秘主義(スーフィズム)の信徒ら300人以上が殺害された。人口約9300万人のエジプトで、スーフィズムの信徒は1500万人を超すとされ、国民に身近な存在。国内で大多数を占めるスンニ派のモスクが襲われたことも社会に衝撃を与えている。

     「イスラムの兵士」はIS系組織とは敵対関係にあり、シナイ半島などで軍や警察を狙った襲撃事件を重ねている。声明は「神はイスラム教徒の血を流すことを禁じている」と強調し犯行グループを非難。国民に対し、今回のテロを口実とした軍による管理強化を許さないよう呼び掛けた。

     もう一つの組織「アンサール・イスラム」も26日の声明で、モスク襲撃を非難した。

     安定を最優先するエジプトのシシ政権は、シナイ半島を中心に過激派組織の掃討作戦を続けてきた。今回のテロには、追い詰められた過激派が警備の緩い村のモスクを狙ったという側面もある。同種の事件が続けば政権批判が高まるのは必至で、軍や治安当局は緊張を高めている。

     24日のテロ発生から2日が経過したが、犯行声明は出されていない。検察当局は、犯行グループが襲撃時にISの旗を掲げていたと発表している。(共同)

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