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高田守先生の生き物語り

(番外編)人類は「生きた化石」になれる!

「生きた化石」の代表格であるオウムガイ=高田守さん提供

 恐竜をはじめとする古生物のファンにとって、数億年前の地層から見つかる化石とほとんど同じ姿のまま現代を生きる生物への憧れは、格別なものがある。「生きた化石」と呼ばれるこれらの生物は、他のほとんどの生物が姿形を変え進化していった中で、なぜ昔のままの姿を維持しているのだろうか?

 本題に入る前に、まず生物の進化について簡単におさらいしておこう。地球上には現在確認されているだけで約175万種の生物が存在する。これら全ては突然どこかから湧いて出たわけではなく、それまで存在していた生物が変化(進化)したことによって生まれたものだ。我々人類の進化を例に考えてみたい。我々の祖先は、今から約4億年前は魚のような生物だったが、約3・6億年前から陸上に進出して両生類・爬虫(はちゅう)類のような生物に姿を変え、約2・2億年前には哺乳類と呼べる生物に姿を変えた。そして、約6500万年前に猿のような生物となり、20万年くらい前から現在のような姿になった。地球上に現存する他のほとんどの生物も、人類と同じように、時代とともに姿を変えてきたのである。

 では、「生きた化石」の姿形は、なぜ変わらないのか? 簡単に言えば、必要性に直面しなかったためなのだ…

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