メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

炎のなかへ

/29 アンディ・タケシの東京大空襲 石田衣良 望月ミネタロウ・画

三月七日(25)

 返事には気をつけなくてはいけない。けれどタケシも自分を曲げるのは嫌だった。

「ぼくは日本人だ。日本のために戦う。アメリカに姉はいるし手紙も届くけど、スパイなんかじゃない」

 細川の目が血走っていた。これはやられる。タケシは覚悟した。一発ならいい。亡くなった親父(おやじ)さんのために我慢する。さらに手を出してくるようなら、やってやる。

「ふざけるな。おまえは日本人なんかじゃない。アメリカのやつなんかこうだ」

この記事は有料記事です。

残り718文字(全文928文字)

関連記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. LGBT 「生産性なし」自民・杉田議員の寄稿が炎上
  2. パチンコ店 戦々恐々 「禁煙なら行かない」の声も
  3. 皇室 眞子さま、ブラジルで日系人と交流
  4. 訃報 松本龍さん67歳=元民主党衆院議員、元復興担当相
  5. 西日本豪雨 ペットは家族、一緒に 同伴避難所広がる

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]