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炎のなかへ

/29 アンディ・タケシの東京大空襲 石田衣良 望月ミネタロウ・画

三月七日(25)

 返事には気をつけなくてはいけない。けれどタケシも自分を曲げるのは嫌だった。

「ぼくは日本人だ。日本のために戦う。アメリカに姉はいるし手紙も届くけど、スパイなんかじゃない」

 細川の目が血走っていた。これはやられる。タケシは覚悟した。一発ならいい。亡くなった親父(おやじ)さんのために我慢する。さらに手を出してくるようなら、やってやる。

「ふざけるな。おまえは日本人なんかじゃない。アメリカのやつなんかこうだ」

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