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街角から

望郷の念 ニューデリー支局・金子淳

 「インドに来たのは10年前。故郷を捨てたくはなかったけれど、子供たちの未来を選んだ」。ヒンズー教徒のグマーンさん(45)は渋い表情でつぶやいた。会ったのはインド西部の街ブジ。かつてのグマーンさんの「母国」であり、今では「敵国」となってしまったパキスタンとの国境までは、車で約2時間の距離だ。

 パキスタン南部カラチ出身。父親は地元州議会議員を務めた名士だ。イスラム教徒が9割超のパキスタンだが「宗教対立もなく平和に暮らしていた」。…

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