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原子力機構

もんじゅ廃炉計画を申請 完了に30年

高速増殖原型炉「もんじゅ」=福井県敦賀市で、本社ヘリから大西岳彦撮影
もんじゅ廃炉の工程

 日本原子力研究開発機構は6日、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉の工程や安全対策を示した廃炉計画を原子力規制委員会に申請した。2047年度までの30年間で廃炉を完了させる計画。規制委の計画認可を受けて廃炉作業が始まるが、取り出した使用済み核燃料の搬出先や、原子炉容器内の液体ナトリウムの抜き取り方法が決まっていないなど、課題は山積している。

     申請された廃炉計画によると、廃炉は4段階に分けて実施する。第1段階は18~22年度で、原子炉内にある核燃料計370体を全て取り出す。第2段階以降の23~47年度で、燃料の冷却に使った液体ナトリウム計約1670トンの抜き取りや建屋解体などを終わらせる予定だが、具体的な工程などは未定で、今後改めて申請して審査を受ける方針だ。

     高速増殖炉の廃炉は国内では前例がない。もんじゅは通常の原発と異なり、核燃料の取り出し方法が複雑なこともあり、規制委は特例として燃料取り出し段階から審査することにした。

     廃炉の完了までに出る放射性廃棄物は、放射性物質として扱わないものを含めて計約2万6700トンになる見通し。

     6日午前、規制委を訪れて廃炉計画を提出した伊藤肇(はじめ)・原子力機構理事は「いろいろな反省点を踏まえ、確実かつ安全に廃炉を実施し、国民の信頼を勝ち取りたい」と話した。

     もんじゅを巡っては、政府が昨年12月に廃炉を決定。安全体制の強化や廃炉の見返りの地域振興策を求めた地元側と政府との折り合いがつかず、廃炉計画の申請が遅れていた。【鈴木理之】

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