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がん

理解深めよう 独協医科大の白川医師、壬生の中学校で授業 11、12日 /栃木

学校側との打ち合わせに臨む白川賢宗医師(右)=壬生町立南犬飼中で

 日本人の2人に1人はかかるとされるがんについて、中学生のうちに理解を深めてもらおうと、独協医科大病院の白川賢宗医師(38)が11、12の両日、壬生町立南犬飼中の3年生を対象に授業を行う。医療の進歩でがん患者の長寿命化が進み、患者との接し方や医療用麻薬について知識をもつことが重要となっており、一般の意識を変える画期的な取り組みとなりそうだ。

     今年6月に白川医師が、病院に近接した南犬飼中に提案し、学校側も「生徒の人生を長期的スパンで考えると有意義」と賛同して実現した。

     授業では、がんという病気の特性の説明に始まり、がん患者の抱える身体的な痛みや精神的苦痛、社会的喪失感などについても想像力を働かせてもらう。また、医療用麻薬と違法薬物との安全性の違いや、緩和ケアの仕組みなど、身近ながん患者と接する上で欠かせない知識についても学ぶ。家庭で保護者と情報を共有することも想定し、実際のがん患者が抱えた悩みなども紹介する。

     麻酔科の白川医師は、「治す」治療以外の患者の苦痛を取り除く医療に取り組んでおり、誰もが患者になりうるすべての市民の認識を高めることの必要性を感じていた。近年は患者の命を救える確率が高まった半面、闘病生活が長期化して患者のストレスが増すなど、周囲の理解が不可欠になっているといい、「がんについては話題にすることにマイナスのイメージもあるが、本当は身近で、話し合うことが重要な病気」と強調する。

     多感な思春期の生徒たちと向き合うことについて、白川医師は「家庭に持って帰ることも含めて最も広がる根っこの部分。将来少しでも思い出し、医療者になってもらえる生徒が一人でも出てくれれば大変うれしい」と期待を語った。【高橋隆輔】

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