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訃報

原寿雄さん92歳=元共同通信社編集主幹

 原寿雄さん92歳(はら・としお=ジャーナリスト、元共同通信社編集主幹)11月30日、胸部大動脈瘤(りゅう)破裂のため死去。葬儀は近親者で営んだ。喪主は妻侃子(よしこ)さん。

 神奈川県出身。共同通信社会部記者だった1957年、大分県で交番が爆破された「菅生事件」の取材班の一員として、共産党員の犯行に見せかけた警官を捜し出して報道。社会部次長時代に小和田次郎のペンネームで60年代のメディア状況を「デスク日記」(全5巻)に記録した。官庁や企業の提供情報に依存した「発表ジャーナリズム」を批判。著書「ジャーナリズムの思想」では戦争体験者として、ナショナリズムに陥りやすいジャーナリズムに警鐘を鳴らし、「国益」「愛国」と距離を置くことを訴えた。著書は他に「ジャーナリズムの可能性」「新聞記者の処世術」など。編著に「市民社会とメディア」がある。

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