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もとをたどれば

ちふれ化粧品 「高品質・適正価格」を実現

ちふれの1本300円の詰め替え用口紅=ちふれ化粧品提供

 「ちふれ」は1968年に誕生した化粧品ブランドだ。女性の地位向上を目指す消費者団体「全国地域婦人団体連絡協議会」、略して全地婦連(ぜんちふれん)と提携して生まれたことに由来する。

     前身は三菱石油が47年に設立した化粧品会社。初代社長の島田松雄氏が欧米を視察し、日本ではぜいたく品だった化粧品が1ドルで売られていることに衝撃を受けた。

     「誰でも手が届く化粧品を日本でも売り出そう」と、100円の化粧品を開発。5~10倍程度の価格だった他の化粧品と「品質に差がない」と話題になった。68年に理念に賛同した全地婦連と提携して「ちふれ」の名で会員に販売を始め、70年代には百貨店にも並ぶように。91年に社名もちふれ化粧品とした。

     企業理念の「高品質・適正価格」を実現するため、容器の形状をそろえたり、新商品の発売を年2回に抑えたりしてコストを低減している。広告も出さない方針だったが、若年層へのアピールを狙って2003年に初めてテレビCMを放送。97年から販売する1本300円の詰め替え用口紅(ケース別売り)が「気軽に試せる」と若年層にヒットし、16年度は300万本を販売するなど、幅広い世代に支持が広がった。

     第1次石油危機後の74年、省資源化のため国内初の詰め替え化粧品を発売し、環境対策にも先駆的に取り組んできた。詰め替えは16年度に41商品に増え、容器に使う樹脂、年間340トンの節約につなげている。【今村茜】

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