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記者の目

東南アジア、金採掘で水銀被害 日本の経験、役立てよう=畠山哲郎(大阪社会部)

重さ30キロにもなる金鉱石入りの袋を背負ってトンネルを歩く少年=フィリピン・カリンガ州で8月16日、川平愛撮影

 貧困や紛争などで苦しむ海外の子どもたちの姿を伝える「世界子ども救援キャンペーン」の取材で今夏、フィリピンとカンボジアの零細小規模金採掘「ASGM」(Artisanal and Small-scale Gold Mining)の現場を訪れた。少人数で金を採掘・精製する作業は過酷で、悲惨な話を数多く聞いた。金鉱石を採るため暗く深い穴に日々潜る少年は、事故で生き埋めになった恐怖の記憶と闘っていた。ある女性は、金精製のために使った大量の水銀による中毒で、最愛の息子を亡くした。貧困が背景にあり、解決は容易ではないが、一人の男性と出会い、糸口が見えた気がした。

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