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エジプト

初の原発建設、露と契約締結 28年ごろ完成

 【カイロ篠田航一】エジプトのシシ大統領は11日、カイロを訪問したロシアのプーチン大統領と会談し、エジプト初となる原子力発電所の建設にロシアが協力する契約を締結した。2028~29年ごろの完成を目指す。

     人口増加が著しいエジプトは11年の民主化要求運動「アラブの春」以降の政治混乱などもあり、電力など社会基盤の強化を重視。一方のロシアは技術輸出を通じて中東で存在感を高めたい意図があり、両国の思惑が一致した格好だ。

     建設予定地は地中海沿岸の都市ダバアで、ロシア国営ロスアトム社が4基を建設する。

     エジプトは戦後まもない1950年代から原発計画を進めてきたが、86年の旧ソ連・チェルノブイリ(現ウクライナ)事故を機に一度は断念。だが電力需要の増加に伴い、その後計画を復活させた。エジプトの電源構成は天然ガスが8割を占め、残りを石油や水力発電などでカバーする。

     人口増加が進む中東地域では旺盛な電力需要に対処するため各地で原発建設が進む。イランでは既にブシェール原発が稼働。トルコやヨルダン、アラブ首長国連邦(UAE)でも計画が進んでいる。

     両首脳はこのほか、15年10月のエジプト発のロシア旅客機墜落事件後に途絶えていた両国間の航空便再開についても協議した。

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