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温室効果ガス

国内排出量、横ばい 削減目標遠く

 環境省は12日、国内で2016年度に排出した温室効果ガス総量の速報値が二酸化炭素(CO2)換算で13億2200万トンだったと発表した。前年度比300万トン(0.2%)減でほぼ横ばい。パリ協定に基づき日本が国連に提出した30年度の削減目標(13年度比26%減=10億4200万トン)に照らせば2億8000万トンもの隔たりがあり、中川雅治環境相は同日の記者会見で「楽観できず、一層の取り組みが必要」と話した。

     省エネや再生可能エネルギーの導入、原発の再稼働などでCO2の排出は600万トン減の12億2200万トンだった。一方、温室効果が高い代替フロン「ハイドロフルオロカーボン(HFC)」は410万トン増の4330万トンだった。HFCが増えた要因について、同省は「1980年代以降のフロン規制で冷媒をHFCに替えた冷蔵庫などが老朽化し、廃棄されているが、HFCの回収率は30%程度と低い。そのため、多くが大気中へ放出されている」と説明している。

     CO2の排出源別では事業所や店舗で1190万トン、家庭で520万トン減った一方、好況などに伴って産業部門で700万トン、発電所などで570万トン増えた。【五十嵐和大】

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