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南アフリカ

与党の議長にラマポーザ氏 次期大統領有力

 【ヨハネスブルク小泉大士】南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)は18日、ラマポーザ副大統領を新議長に選出した。同党は1994年の民主化後、一貫して与党の座にあり、ラマポーザ氏は次期大統領への就任が有力視される。

     各州支部の代議員ら約4700人による投票の結果、ラマポーザ氏が、ズマ大統領の後押しを受けた元妻のドラミニ・ズマ氏を約180票差で破った。

     議長を兼任していたズマ氏の大統領職の任期は2019年の総選挙まであるが、政治・経済の混乱が続く「虹の国」の将来を占う重要な政治イベントとして注目を集めた。

     南アは09年からのズマ政権下で腐敗や縁故主義が横行し、経済も低迷。国民の8割を占める黒人層の圧倒的な支持を受けてきたANCだが、昨年8月の地方選挙では得票率が過去最低の50%台前半まで落ち込んだ。

     南アフリカ安全保障研究所(ISS)のジャッキー・シラーズ理事長は、ラマポーザ氏が党の顔となったことで「野党に批判票を投じた都市部の黒人中間層からも一定の支持が見込める」と述べ、ANCが野党に転落する危機は当面回避されたとの見方を示した。

     ドラミニ氏が後継者となれば、金権体質も引き継がれるとみられていただけに、市場も党内の「改革派」を率いるラマポーザ氏の選出を好感。同氏勝利の観測を受けて、18日のランド相場は4ポイント以上上昇し、今年3月以来の高値を付けた。

     一方で、政治評論家のダニエル・シルク氏は、結果が小差だったことや、議長職を除く五つの執行部ポストのうち三つがズマ派から選ばれたことを指摘。「ラマポーザ氏は妥協を強いられ、期待通りの改革を実行できるかは疑問だ」と述べた。

     レームダック(死に体)化が進むズマ大統領は早晩退陣を迫られるのは必至だが、今回の結果を受けて18年中ごろまでずれこむとの見方が出ている。

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