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チリ

中道右派政権4年ぶり誕生へ 前大統領が当選

 【サンパウロ山本太一】南米チリの中道左派バチェレ大統領(66)の任期満了に伴う大統領選の決選投票が17日、実施された。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を推進する中道右派の野党連合「チレ・バモス」のセバスティアン・ピニェラ前大統領(68)がバチェレ氏の後継候補を破って当選し、4年ぶりに中道右派政権が誕生する。中南米では左派政権の退潮が続いており、チリでも同様の傾向となった。

     ピニェラ氏は当選を受け、報道陣に「最も立場が弱い人や中流階級」の要望に応えると強調。「チリは対立ではなく、合意を必要としている。対話や協力が必要だ」と左派勢力との連携を示唆した。対抗馬の中道左派会派「新多数派」のアレハンドロ・ギジェル上院議員(64)は敗北を認めた。

     ピニェラ氏の任期は来年3月11日から4年間。選管当局によると、開票率99.97%の時点でピニェラ氏が約55%を得票し、ギジェル氏を約9ポイント上回った。

     ピニェラ氏は1990年の軍政から民政移管後、20年間続いた中道左派政権を終わらせ、2010~14年、初めて右派政権を率いた。選挙戦では前回の大統領在任中に堅調な経済成長を果たした実績を強調。無駄な社会保障を削減して公共事業にまわし、経済成長を目指すと訴えた。

     中南米ではアルゼンチンで15年、ブラジルで16年、左派から右派への政権交代が起きている。

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