メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

金言

理念の空白を埋める=西川恵

 <kin-gon>

 「力の空白を埋める」という言葉がある。力の空白ができると、それを埋めようとする別の力が働くという地政学的な表現だ。米国のトランプ大統領になって「理念の空白」が新たに生まれ、またそれを埋めようとする力が顕著となった1年といえるように思う。

 昨今、「力の空白を埋める」ことの典型例として挙げられるのが、南シナ海における中国の岩礁埋め立てと、フィリピンやベトナムなど周辺国に対する威圧的行動だ。フィリピンの要求で比駐留米軍は1992年、スービック海軍基地から撤退したが、これによって生まれた力の空白を突く形で中国が進出したというのが多くの専門家の指摘だ。

 日本政府が尖閣諸島の周辺海域に、海上保安庁の巡視船を切れ目なく送り込んでいるのも、力の空白を作らな…

この記事は有料記事です。

残り668文字(全文1003文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 安室奈美恵、引退前夜に故郷沖縄でライブ 異例のフェス形式「とても光栄」
  2. 精神疾患 55年間入院女性「退院してもおるところない」
  3. 日焼け止め 使用でビタミンD不足…20代女性に調査
  4. 20政令市 日焼け止めクリーム、プールで半数ダメの訳
  5. 18年 台風が最多ペースで発生 8月に初の5日連続で

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです