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時代の風

少子化の果てに 夢見る末広がりの未来=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員

=西本勝撮影

 クリスマスイブに幸せな時を過ごすカップルを祝福すべく、またその他大勢の将来をもことほぐべく、先行きが扇のように末広がりとなるような話題を取り上げたい。

 と言いながら今年は、刹那(せつな)刹那の出来事があっという間に忘れ去られていく1年だった。典型が総選挙で、大騒ぎの末、与野党の質問時間配分以外に何が変わったのかよくわからない。どさくさに紛れて塩崎恭久厚生労働相が交代したことで、政府の受動喫煙対策が骨抜きになろうとしているが、飲食中の他人に吸煙を強制するのは先進国では日本だけであり、これでオリンピックを開催するようでは国の恥だ。

 トランプ米政権も欧州も日中韓関係も先行き五里霧中だが、来年には団塊世代の中核である1948(昭和2…

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