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今週の本棚

川本三郎・評 『世界のしおり・ブックマーク意外史』=猪又義孝・著

 (デコ・3240円)

作り手の愛情がこもった小宇宙

 しおりの収集家がいたとは驚く。

 しおり(栞、英語ではブックマーク、フランス語ではシニエ)。ふだんあまりに見慣れているためにかえって目にとめない。実際、切手や絵葉書、書票などの収集家はいても、しおりを集め、その歴史を研究する人は珍しい。

 著者は長年、出版社で働いてきた。ある時、しおりに興味を持った。一般に本の付属品、消耗品と軽く扱われてしまうしおりだが、よく見るとどれも美しい。多種多様でどれにも作り手の愛情がこめられている。

 そのことに気づいてから著者はしおりを意識的に集め始める。「細く長い紙製のもの」を見るとつい手が出て…

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