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読書日記

著者のことば 柳家さん喬さん 師匠への恩返し

 ■噺家の卵 煮ても焼いても 柳家(やなぎや)さん喬(きょう)さん 筑摩書房・2160円

 五代目柳家小さんに入門し、昨年で半世紀。その高座は円熟味を増しながらもみずみずしさを失わない。本書は入門を願い出た日からの師匠との思い出や、弟子11人への思いを高座同様飾らない筆致でつづる。

 「自分では50年だなんて意識してなくて。区切りをつけるのがあんまり好きじゃないんです」。と言いながら、昨年は紫綬褒章受章や文化庁文化交流使として北米で活動するなど、大きく注目される年となった。「いつの間にかそこに立たされていて、思わないところで皆さんがいろいろしてくださった。節目って自然につくもんだなって思いました」と振り返る。

 本書は4年前にウェブで連載を始めたものに加筆。「落語キッチンへようこそ!」という連載時のタイトルは…

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