メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

激動の世界を読む

米中変貌と地殻変動 団結と多角外交がカギ=高原明生・東京大大学院教授

 新しい年を迎え、過去1年の世界の来し方を振り返ると、大国の変貌ぶりに地殻変動の気配を感じた人も多かったことだろう。まず何といっても人々を困惑させたのは米国に誕生したトランプ大統領である。

 トランプ氏は人権や民主主義などの価値に興味を示さず、また唯一の超大国としての責任に思いを馳(は)せることもなく、アメリカ・ファーストという本音をあらわにした。年初の環太平洋パートナーシップ協定(TPP)離脱に始まり、年央の気候変動対策に関するパリ協定からの撤退表明を経て、年末にはエルサレムをイスラエルの首都に認定した。こうしたトランプ氏の対外政策が示した認識不足と自己中心性に対し、世界の多くの国が当惑を隠さず非難を浴びせた。

 米国に代わり、世界の舞台で主役を奪うかのような勢いを示したのは中国の習近平国家主席だった。1月には…

この記事は有料記事です。

残り2523文字(全文2882文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「女子はコミュ力が高いが20歳過ぎれば差がなくなるので男子を補正」 順天堂不適切入試
  2. 女性遺体を福島に遺棄容疑、27歳男逮捕 警視庁
  3. 死体遺棄 女性、28日帰宅後不明 警視庁、容疑者を殺害で追及
  4. ピラミッド違法登頂が動画投稿で発覚 デンマーク人カップル裸で抱き合う姿も 
  5. タイヤチェーン 大雪時に装着義務、今冬から13区間で 「夏タイヤ規制が先」の声も

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです