大型の台風や豪雨が増え、洪水や土砂災害で住宅や家財を失うリスクが高まっている。そんな時、暮らしに必要なお金や補償はどうなっているのか。
風雨や高潮などで家屋や家財、車などが被害を受ければ、火災保険や共済で補償を受けることができる。内閣府によると、全世帯の8割程度がいずれかに加入。大型災害の増加とともに、被災者に支払われる保険金も増えている。8月に九州や沖縄で猛威をふるった台風15号で損害保険大手3グループが支払った火災・自動車保険の保険金は計約1000億円。2004年9月の台風18号の被害は全国規模に及び、保険金も3823億円に上った。
ただ、保険に入っているからといって安心はできない。契約内容によっては保険金が支払われないケースがあ…
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