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阪神大震災

「母いない寂しさ消えず」レインボーハウスで

 阪神大震災の遺児を支援するあしなが育英会の「神戸レインボーハウス」(神戸市東灘区)で13日、「追悼と交流のつどい」があり、遺児や保護者ら約80人が黙とうや献花をした。阪神で母を亡くした遺児2人と、東日本大震災(2011年)で妻を失った男性が家族への思いなどを記した手紙を読み上げた。

     兵庫県三田市の給食調理員、福井友利さん(27)は、亡くなった母幸美さん(当時31歳)への手紙に「あと4年でお母さんが亡くなった年齢になる。震災から何年たっても、お母さんがいない寂しさは消えない」とつづった。東日本大震災後、宮城県で2年半、遺児らに寄り添う活動に参加した。「二つの震災が起こらなかったら、生まれなかった出会い。お母さんからの最後の贈り物だと思っています」と述べた。

     兵庫県加古川市の主婦、林田美由紀さん(37)は「私は母親になって、ますますお母さんに会いたいって思っちゃいます。聞きたいことが山ほどあるよ」と、阪神で犠牲となった母弘子さん(当時42歳)に語りかけるように朗読した。

     東日本の被災地から出席した岩手県陸前高田市の団体職員、高橋一成さん(50)は、妻貴子さん(当時46歳)が残した5人の子どもについて「子どもたちはみな、たくましく育っていったよ、と言えるよう見守っていきたい」と読み上げた。

     朗読後の取材で高橋さんが「娘の悩みは男親に分からないこともある。妻の存在の大きさを感じる」と話すと、福井さんは「お父さんがしんどそうだと、子どもたちも心配になる。はき出すものははき出して」と笑顔で語りかけた。【待鳥航志】

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