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大相撲

セクハラ伊之助“キス辞職”、日馬に続き“行司の横綱”も酒で(スポニチ)

臨時理事会に向かう式守伊之助=スポニチ提供

 立行司がセクハラで角界を去る。日本相撲協会は13日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、昨年12月の冬巡業中に泥酔して10代の若手行司にセクハラ行為をした式守伊之助(本名野内五雄、58=宮城野部屋)への3場所出場停止処分を決めた。伊之助は辞職願を提出しており、相撲協会は処分が明ける夏場所後に受理する予定。現役でただ一人の立行司は、今後土俵に上がらないまま退職となる。立行司不在の中、大相撲初場所は14日に東京・両国国技館で初日を迎える。

     酒癖の悪さが命取りとなった。現役最高位の立行司・第40代式守伊之助が、5月の夏場所後に角界を去る。

     伊之助は日本相撲協会の臨時理事会の前日に辞職願を提出していた。だが、八角理事長(元横綱・北勝海)は辞職願を「預かり」とし、受理するのは出場停止が明けた後にすることを決めた。その理由について理事長は「立行司で、58歳という年齢を考えても責任は重い。(セクハラ行為を)反省する時間を与えるため」と説明。伊之助は辞職願が受理された後に退職となる。

     八角理事長は処分について「伊之助に対して出場停止3場所の懲戒処分といたしました」と述べた。処分自体は軽い方から数えて3番目の「出場停止」。だが、その内容は協会事業への従事を停止するという「業務停止」に近いものだった。

     伊之助は14日に初日を迎える初場所から5月の夏場所まで土俵に上がれず、4月の春巡業にも参加できない。さらに、夏場所の番付表まで名前は載るものの自宅謹慎を言い渡され、給与も支払われない。立行司の給与は月額80万円以上となっており、5カ月で400万円以上の額となる。

     冬巡業中に起きた10代の若手行司へのセクハラ行為。臨時理事会では、伊之助が所属している部屋の師匠である宮城野親方(元幕内・竹葉山)、巡業部長代行を務めていた春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)を厳重注意とした。元横綱・日馬富士の傷害事件に続き、今回のセクハラ行為も酒が絡んだ不祥事とあって、尾車事業部長(元大関・琴風)は今後の対策について「未成年者を2次会に同席させたり夜遅くまで付き合わせたりしないように、指導、教育を徹底していく」と述べた。

     第37代木村庄之助が15年春場所で退職してから、行司の最高位の立行司は式守伊之助だけだった。八角理事長は「すぐには立行司を置かない」と明言した。場所直前で処分は決定したが、異例の状況で新年最初の場所は幕を開ける。

     ▽行司 力士同様に階級があり、立行司が最高位。立行司には、木村庄之助、式守伊之助の2名跡があり、木村庄之助の方が格上となっている。第37代木村庄之助が引退した15年3月15日を最後に、庄之助は不在が続いている。立行司のみ腰に刀を差しているが、これは差し違えた場合に切腹する覚悟があるということを示している。実際に差し違えた場合、取組後に理事長に進退伺を出す。立行司は結びや結び前の一番を裁くだけでなく、横綱土俵入りの先導、土俵祭りの祭主も務める。基本的に年功序列で定年は65歳。

     ◆第40代式守伊之助(本名野内五雄)1959年(昭34)12月23日、大阪府岸和田市出身の58歳。初土俵は75年春場所。式守吉之輔、木村吉之輔、式守錦太夫を経て、13年11月、立行司の式守伊之助を襲名した。15年から16年にかけて3場所で4度の差し違えを犯し、15年九州場所では8~10日目に3日間出場停止となった。血液型A。(スポニチ)

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