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米国

パレスチナ支援を凍結 国連機関「難民の尊厳危機」

 【エルサレム高橋宗男】トランプ米政権は16日、2018年の国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対する拠出金1億2500万ドル(約138億円)のうち、半額以上の6500万ドル(約72億円)の支払いを凍結した。UNRWA予算の約3割は米国からの支援で、教育や保健、食料支援などへの影響が懸念される。

     UNRWAのクレヘンビュール事務局長は17日に声明を出し、「パレスチナ難民数百万人の尊厳、人間の安全保障が危機にひんしている」と訴えた。また、拠出凍結が人々の過激化を助長し、地域を不安定化させる可能性を示唆した。

     今回の措置に先立ちトランプ大統領が先月6日にエルサレムをイスラエルの首都と認定し、パレスチナ側が猛反発した経緯がある。トランプ氏は今月2日「パレスチナが和平交渉に臨む気がないなら、なぜ将来にわたって彼らに多額の支払いを続けなければならないのか」とツイートし、援助停止を示唆していた。

     米国務省当局者は16日、拠出の一部凍結を明らかにしたうえで「懲罰が目的ではない」と強調し、UNRWAの改革を求めた。凍結解除の具体的な条件は示さず、支払いは「将来の検討課題」とした。

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