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阪神大震災23年

偶然の再会、苦悩から解放 「娘を心配」恩人が証言 芦屋の百々さん、今度は心も救われ /兵庫

 苦しみを解き放ってくれたのは、23年前の自分の声だった--。芦屋市の自営業、百々(どど)孝治さん(62)は阪神大震災で自宅の下敷きになり、一緒に寝ていた妻子を亡くした。救出されるまで「自分の命しか考えていなかった」という当時の記憶に悩み、自分を責め続けてきた。

 1995年1月17日。神戸市東灘区魚崎中町の住宅街を強い揺れが襲った。自宅2階で妻君子さん=当時(34)、長女麻衣子ちゃん=当時(2)=と川の字で寝ていた百々さんに、瓦ぶきの屋根とはりが崩れ落ちてきた。1階にいた母重子さんは窓から脱出した。

 斜め向かいの住宅では、当時大学生だった映像作家、小池義忠さん(44)が、徹夜で課題に取り組んでいた…

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